日本の闇部活動問題にせまる。日本の先生は働きすぎ?改善する方法はあるのか?

こんにちは大谷です。

今日本で闇営業問題が流行っているみたいなので、今回は便乗して闇部活動問題について話していこうと思います。

今日は特に中学の部活に焦点を当てていきます。

日本の部活動では野球未経験者でも野球部の顧問になることができ、少年野球のコーチでも同じで指導者はほぼ誰でもできます。

たいして野球のことを知らない人が、打ち方や投げ方などを教えることができるのでしょうか?

最悪なのは知ったかぶりをして明らかに間違ったことを強制してしまうことです。

僕は少年野球は経験していませんが、中学では野球部に入っていました。

ただ、当時は野球部の顧問はあまり練習に顔を出さず、生徒がノックを打ち、子どもたちのみでただ野球をしているだけでした。

漫画の「キャプテン」状態でした。キャプテン知らない人は是非読んでくださいね。

特に教えてくれる人もいなかったので、ただノックを受けて、ただ打つだけでした。

当時を思い返すとノックなども待っている時間が多く、非常に効率が悪かったです。

ただ、顧問の先生を責めることはできません。彼らは顧問を引き受けると土日も野球の試合で休みが潰れ、平日も部活があると残業みたいなものです。

僕も社会人を経験しているので、休みの日まで仕事なんて、、、気持ちは察します。

先生の負担が大きすぎるのは近年社会問題にまで発展しています。

大阪府南部の公立中で理科を教える女性教諭(40代)は数年前、出産を機に運動部の顧問と担任の業務を辞退。それまでは土日も休めず、平均残業時間は「過労死ライン」とされる月80時間を超えていたが、今では月約20時間に減った。「部活動は本来は生徒による自主的な活動。顧問は教員の義務ではないが、ほとんどの教員が引き受けており、当初は冷たい目で見られた」と振り返る。

貼り付け元  <http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/190718/lif19071811040010-n1.html>

ちなみにこの記事のタイトルは世界一忙しい日本の先生です。

経済協力開発機構(OECD)がまとめた世界の小中学校教員の勤務実態調査でも明らかになっているみたいです。

先生は死ぬほど働いているのに、その先生の指導が悪いなんて批判したら、先生の精神状態が心配になりますね。

この闇部活動問題で、インターネット上で匿名でブログで書かれている真由子先生のブログがあります。

このブログでは日常の学校の闇が赤裸々に書かれています。

私の勤務校では本日、部活顧問が決まりました。

結論から申し上げますと、私は部活顧問に就任することをお断り致しました。

事前の部活顧問希望アンケートに、部活顧問に就くことをお断りしたい旨を書いていました。

全員顧問制度は不条理であり、個人的に反対しているという言葉も添えて。さて、大本番の職員会議になりました。

管理職から、部活顧問の一覧表が配られました。表を見ると、ある部活顧問の欄に私の名前が記入されてあったのです。

まあ、正直な話、よくある話なんですよね。このブログも始めて長いですし、様々な教師の方々とお話を交わす中でも頻発するケースです。

私は職員会議内で手を挙げ、発言をしました。私は部活顧問になることを希望していないにも関わらず、顧問一覧表に名前が載っています。

どういう経緯でこういうことになったのか、お聞かせください」と。

管理職は少し困惑した表情でしたが、「職務命令ではないが、その部活顧問をお願いできたらいいと思っています」と回答してくれました。

私は「お願いであれば一覧表から名前を消してもらってもいいですか」と問いました。

管理職は「そういう事情であれば、名前を消しても構いません」と答えました。

私は「お願いします」と告げ、今回の問答は幕を閉じました。

貼り付け元  <http://bukatsu1234.blog.jp/archives/51782073.html>

部活の顧問をするのは強制ではないと言われているにも関わらず、ほぼ強制的にやらなきゃいけない雰囲気が出ているのが、この文章を見てわかると思います。

僕は野球は好きですが、自分のプライベートな時間がなくなってまで監督などはしたくありません。

特に野球にそこまで興味のない人にとっては尚更引き受けたくないでしょう。

ヨーロッパでは部活はなく、やりたい子のみ地域のクラブチームに入って野球やサッカーなどをプレーします。

うちのクロアチアの野球チームオリンピア・カルロバッツは5歳ぐらいのちびっ子から、大人までが所属しているクラブチームになります。

少年たちのコーチを引き受けている人は20年以上野球歴があり、メジャーリーグの練習方法などを取り入れながら子供たちに指導をしています。

チームの外国人選手にコーチを頼む場合もあり、子どもたちの視野も広がります。

もちろん少額ですが給料ももらっています。

ただ、いきなり部活動廃止は困難でしょう。

この闇部活動問題も数年前から耳にしていましたが、そこまで改善されていないように見えるからです。

部活動はそのままで、外部指導を雇うのが一番現実的だと思います。

学校の予算のことは詳しくわかりませんが、先生にとっても生徒にとっても、今の部活動は有意義なものとは思えません。

先生に正当な額の残業代を払うか、外部指導員を導入するか。

外部指導員の給料は先生の残業代より多少低くてもいいと思うので、積極的に導入すべきでないかと個人的には思います(実際に導入している学校も多少あります)。

先生の給料より多少低ければ雇いやすいとも思うので。。

この闇部活動問題は早急に改善されてないみたいですが、少しずつなるべく早く改善されていけばと思います。

本当は日本の少年野球より、ヨーロッパで野球を始めた方が上手くなるんじゃないかということを書こうとしたのですが、部活のみで話が長くなりすぎました。。

その話は明日書こうと思います。

それでは。

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